「仕事で屋根から転落し、車いす生活になってしまいました。仕事も思うようにできず、お客さんも離れてしまって……。高校生の息子がいるので、どうにかお金を稼がなきゃと思ってのことだったんです」

そう話すのは、工務店を営む吉田さん(仮名、50代)だ。情報商材を販売する会員制サイト『I』に加入したことから悲劇は始まる。

吉田さんは事故に遭い、新たな収入を得ようと考えていたところに1通のメールが。

「9月頭に《稼げますよ》と書かれたメールが届いたんです。メールのURLからサイトに移動し動画を見ました。

世界8か国を股にかけるプロジェクトで、世の中に貢献するとも語っていて、これは素晴らしいと思いました。俳優の保阪尚希さんも出ていたので、信用してしまいました」

「月収3倍」「使用するのはLINEのみ」「98%の勝率」

同プロジェクトは海外で盛んに行われるスポーツ賭博の『ブックメーカー』を利用して収入を増やすというもの。

賭けるのはサッカーの試合のみで、会員になりサイトを利用して賭けを行う。同サイトが勝てる試合を選び、LINEで通知してくれるシステム。

吉田さんが見たという動画には、発起人の《五十嵐》と名乗る男性や8か国の代表とされる外国人らが登場し、「月収が3倍に」「使用するのはLINEのみ」「98%の勝率」などをキーワードに、なぜ勝てるのか説明される。

《特別アンバサダー》として登場する保阪は、「五十嵐さんは投資の業界では海外でも有名な方。(中略)世界経済の発展という目標に共感し、応援をさせていただくことになりました」と語っている。