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アドレスホッパーのメリット・デメリットは?
引用元:https://oikeblog.com/address-hopper
メリット
トータルの固定費が安くなるというのが、おそらくアドレスホッパーの最大のメリットでしょう。
無料の宿泊施設は人気のあるスポットで365日、ずっと気軽に利用できるわけではありません。
基本的に、インターネットを通じて有料の格安シェアハウスやカプセルホテルなどを利用することになります。そうなると1泊平均3,000円ほどの宿泊料金が必要となるわけです。
「1泊3,000円も必要なら、1月で9万円になるじゃん。それなら普通に賃貸を借りたほうがずっと安いでしょ?」
という意見もありますよね。
9万円のなかには諸費用も含まれている
もちろん、9万円あれば十分に家賃を払えます。ただ、格安のシェアハウスやカプセルホテルの場合には寝具や家具は基本的に備え付けてあります。
それに、光熱費や水道代も必要ありませんし、管理費や火災保険料などの雑費も不要です。
つまり、9万円の宿泊料金のなかには「家賃」+「光熱費」+「雑費」が全て含まれているわけですね。
特に、都内のように賃貸の家賃がべらぼうに高く、かつ初期費用もそれなりに必要となる地域で働く場合には、9万円でほぼ全ての固定費を賄えるのは経済的といえます。
アドレスホッパーとして生活を続けていると、旅行に対する価値観もガラリと変わると言われています。年がら年中、宿泊施設を渡り歩いている生活をするわけですからね。
言うなれば、常に旅行をしているようなものです。
気の向くままに旅行を楽しめる
それに、シェアハウスやカプセルホテルの値段は日本全国で、そこまで大きな差はありません。
少し長いお休みがとれたなら、仕事の拠点としているスポットを離れて、自分の行きたいところに足を伸ばし観光することもできます。
どちらにせよ宿泊費用として月9万円程度がかかるわけですから、いわゆる宿代を気にする必要もありません。
今までは休日を自宅で眠るだけで終えていたようなインドア派の方でも、否応なしにアウトドア派にならざるをえませんよね。
アクティブに動き回る習慣を自然と身に付けられるのも、アドレスホッパーのメリットです。
もちろん、アドレスホッパーは永遠に続けられるライフスタイルというわけではありません。
アドレスホッパーとして生活していても、気に入った街が見つかればそこに根をおろす方が多いです。
その街の実情を肌で感じることができる
例えば、タウンマガジンなどで「~街は住みやすさナンバーワン!」などの記載を謳っている雑誌がありますね。
ただ、実際に住んでみると「あれ?」と思わされることも少なくありません。アドレスホッパーとして、実際にその街に「間借り」して生活することでその街の実情が見えてきます。
そうして、あなたのなかで血の通った生のデータを蓄積していき、終の棲家となるスポットを見つけるための下準備ができるのもアドレスホッパーのメリットです。
都内でも格安の物件を探せば、家賃・光熱費や雑費をあわせて9万円以下の住宅も確かに存在しますよね。
ただ、安い物件にはそれなりの理由があります。治安はもちろんですが、近隣住民の生活マナーが悪かったり、住居の防音が整備されていなかったり…。
自己都合退去では初期費用は戻らない
最近では、大手の賃貸ブランド会社が物件の耐火構造工事をケチって誤魔化していたとかいう呆れたニュースもありましたね。
敷金礼金などの初期費用を支払って格安の物件を借りることには大きなリスクがあります。
住んでみて「ここヤベーよ、人間の住むところじゃねえーよ」と思っても、自己都合で退去すると初期費用として支払ったお金が戻ってくることは基本的にありません。
それならば、きちんと宿泊施設として整備・清掃されたシェアハウスやカプセルホテルを利用したほうがリスクは圧倒的に少ないでしょう。
また、近隣トラブルに頭を悩ませる心配もありません。住居にかかるストレスが大幅に減少するのも、アドレスホッパーのメリットですね。
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デメリット
従来の感覚だと、「そんな毎日空いている宿泊施設が見つかるわけないじゃん」と思ってしまいますが、今では「weeeks」「airbnb」などの宿泊施設をすぐに利用できるネットサービスが展開しています。
このようなネットサービスは東京や大阪などの主要都市をメインに営業しています。そのため、都会で生活していて宿が見つからなくて途方に暮れるというような事態は基本的にありません。
ただ、まだまだ住所を持たない=住所不定の方に対する社会の風当たりは強いですよね。これが5年、10年と時間が経ってくると、アドレスホッパーに対する風評も変わってくるのかもしれませんね。
毎日、その日を過ごす宿を検索して予約する…そんなライフスタイルに、逆にストレスを感じる方もいるでしょう。
住所となる定まった住処があるということは、シンプルに「らくちん」なのです。ただ、何も考えずにその家に帰れば休息をとることができますからね。
1週間、2週間と少し長めに期間をとって予約・利用できる宿泊スポットも多くあります。ただ、それでも「次の宿探しを考える必要がある」という悩みはアドレスホッパーの宿命です。
その悩みをストレスだと感じてしまう方には、アドレスホッパーというライフスタイルは向いていないかもしれません。
決まった場所で作業を行う必要のなる職業の方には、アドレスホッパーというライフスタイルは向いていません。
例えば、PCなどのアイテムがあればどこでも仕事ができるような職種の方であれば、アドレスホッパーは向いています。
ただ、会社などの決まった場所に毎日通勤して、その場所で作業を行う必要のある職業の方の場合には、その会社住所に近いところに宿泊場所を見つける必要が出てきますよね。
現実的に、それはとても困難です。そのため、いわゆるクラウドソーシングなどの在宅で可能な仕事に就いている方以外にはアドレスホッパーは向いていません。
都会以外では宿泊施設が見つからないことも多いです。基本的に、アドレスホッパーは家賃が高額なりがちな都会でこそ光るライフスタイル。
そもそもの家賃が安い地方都市では、アドレスホッパー自体のメリットも薄れますし、何よりアドレスホッパー向けの宿泊施設の数も少なくなっています。
特に、地方都市ではマンション・アパートの建築ラッシュで借家の平均賃料もだだ下がりしているスポットが少なくありません。
そのため、現状では都会…とりわけ東京都内以外では普通に賃貸住宅を確保したほうがコスパがよいでしょう。
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まとめ
アドレスホッパーとは、決まった住所に長期間定住せず、各地の宿泊施設などを転々としながら生活する生活スタイルの事である。
2018年ごろから使われ始め、2019年ごろからテレビなどでも紹介されるようになったフレーズであり、「アドレス」は住所、「ホッパー」は転々とする、という意味である。
決まった住居を持たず、その日その日で宿泊施設などに滞在する生活、とだけ聞けばまるで映画『男はつらいよ』のフーテンの寅さんのような風来坊か、ホームレスのような不安定な生活を想像するかもしれないが、アドレスホッパーは定職を持ちつつも、アドレスホッピングを続けているのである。
これからアドレスホッパーとしていきていく人は増えていく事でしょう。
少しでも参考になればと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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